ものの“形”に惹かれる。特にいびつな形に。そして、絵の中でしか描けない線や、見たことのない形を描きたいと思う。それは東京造形大学在学中に形象コースを専攻し、デッサンで正確にものの形を捉え続けていた反動もあるかもしれない。
郷里の岐阜に戻って、美術教員として4年間勤めた。そして、イラストレーターとして一歩を踏み出し始めたナカヤマミズキさん。いつか絵本を描くのが夢だ。
いつもテーマは“自然”。植物や動物の形や色、落ち葉や鳥の羽は、どうしてこれほどまでに芸術的で美しいのだろうと感動する。その残像を心に留め、空想の世界へ飛び込む。そして自分が気持ち良いと思う線を、のびやかな形や色をまとった木々や鳥たちを描く。
撮影協力/tetsukurite (関市旭ヶ丘3-13-2)
Photo
- イラストレーター ナカヤマミズキ
- 2015年1月20日(火)~30日(金)
「大魔女展」開催中、flamantにて作品を展示販売)