白と黒、明と暗とで世界を描き出す切り絵。その制作に好奇心と市販のカッター一本で挑む草太さん。「ものごとはすべて表裏一体。光と影で表現することが、僕には合っているんです」。
7年程前、テレビ番組で紹介されていた切り絵に興味が湧いた。ところが、実際に試みてみると仕上がりは頭の中でイメージしていたものとは程遠く、線は太くて雑。さらに絵として描いた線をそのまま切り取っても、うまくいかない。切り絵には「暗黙のルール」があるのだと悟った。
以来、そのルールを摸索しながら、独学で技術を向上。素材に色紙や和紙を用いたり、水彩で描いた背景や和柄モチーフを取り入れたり。幅広い作風に挑み、自分らしい表現を追求し続けている。
- 岐阜市文化センター街並みギャラリーで9 月30 日(金)まで作品を展示
- LineFolt Gallery、flamant で作品を展示販売中