独学で絵を描き始めて5年、店の壁画やライブペインティングを精力的に手掛けるNOVOLさん。強烈な存在感を放つ1950~60年代のジャズアーティストに惹かれ、その表情を描き続けている。無垢のキャンバスに赤、黄、青、白、黒の5色のペンキを塗り重ね、アーティストの顔を浮かび上がらせる。指先から無意識に生まれる幾何学的な模様が煙のように広がっていく。魂を込め、全神経を集中して描き上げる作品には、生きるエネルギーを突き付け、見る者を巻き込むかのような圧倒的な迫力が漲る。
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- ペインター NOVOL