人もまちもあったかい
美濃のんびり歩き。①
うだつの町には美濃が大好きな人が営む素敵な店がいっぱい。町の人たちのやさしさに会いに、春の美濃をのんびり歩こう。
江戸時代より続く老舗の造り酒屋
1772年から続く老舗の造り酒屋。見事なうだつ造りやむくり屋根が残る建物は、国の重要文化財に指定されている。代表銘柄「百春(ひゃくしゅん)」は、冷でも燗でも楽しめる特撰や兵庫産の山田錦で仕込む大吟醸が有名。関市にて無農薬で育てられた美濃錦を醸造した銘柄「さんやほう」も好評だ。6月には梅酒づくり体験が開催される。
上部画像左:百春大吟(720ml)3,150円、さんやほう(720ml)1,260円
百春蔵元 小坂酒造場
ヒャクシュンクラモト コサカシュゾウジョウ
- 美濃市相生町2267
- TEL.0575-33-0013
- 9:00~17:00
- 無休(年末年始は休み)
美濃に来たらまずは「番屋」へどうぞ
うだつの上がる町並みの中心部にある「番屋」では、案内地図をはじめイベント情報、観光パンフレットなどをご用意しています。ふるさとを愛する私たちが、美濃の見どころを丁寧にお教えいたします。店内には、美濃和紙製品や美濃の名産品もあるのでお土産選びにもぴったりです。初めて訪れる方はもちろん散策途中の休憩に、ぜひ「番屋」へお立ち寄りください。
番屋(美濃市観光協会)
バンヤ
- 美濃市加治屋町1959-1
- TEL.0575-35-3660
- 9:00~17:00
- 無休(年末年始は休み)
- http://www.minokanko.com/
末永く愛用したいオリジナルの革製品
オリジナルブランド「D.cuir」と「Random」のデザイナー児玉夫妻が故郷に直営店をオープン。「良い物を普段使いに」をコンセプトに、天然素材を使ったアクセサリーや生活雑貨をそろえる。使いやすさ・質の良さ・デザイン性を兼ね備えた革製品は、使うほどに味わいが増す逸品。
上部画像左:レザーメッシュウォレット 15,750円
Mais mino
マイス ミノ
- 美濃市相生町2249
- TEL.0575-33-3984
- 11:00~18:00
- 水曜日定休
- http://www.mais-shop.com/
みんなを幸せにする愛らしいケーキ
大阪のホテルで修行を積んだパティシエの島田さんが、八百屋だった祖父の店を改築してケーキ屋をオープン。糖分と酒類を控えめに作られたやさしい味わいのケーキが、毎日20種類ほど並ぶ。「フレジェ」は、カスタードと生クリームで作ったムースと肉厚のいちごをアーモンドペースト入りの生地でサンドした自慢の一品だ。
上部画像右:フレジェ450円、フレンチプレスで淹れるコーヒー450円
Abeille.s
アベイユ.エス
- 美濃市相生町2248
- TEL.0575-31-0220
- 10:00~19:00
- 水曜日定休
人情味あふれる素朴な菓子処
手作り和菓子や昔ながらの駄菓子が並ぶ店内。高い天井や土間が残る大正初期の建物に安らぎを感じながら、気さくな店主との会話も弾む。銘菓「美濃ほし柿」は黄身あんを桂皮風味の生地で包み、干し柿に似せて焼いたもの。外はさっくり、中はしっとりの食感が絶妙。小麦粉で作ったういろうは、独特の弾力がありどこか懐かしい素朴な味。
上部画像右:美濃ほし柿(4個入)530円、ういろう(3切入)230円
信洲屋本店
シンシュウヤホンテン
- 美濃市加治屋町2027-4
- TEL.0575-33-0300
- 8:30~19:00
- 不定休
- http://www.sinsyuya.jp/
香りともっちり感がたまらないお米パン
「子どもにも安心で体にやさしい」をモットーに、店主の河合さんが心を込めて焼くパンが人気の店。ソフト系からハード系までさまざまなパンが日替りで並ぶ。米屋に嫁いだ河合さんならではの発想で作った米粉パンは、ほのかな米の香りともっちりとした食感が美味。店内には焼きたてパンと有機栽培コーヒーが味わえるカフェがある。
- 米粉ロール105円、玄米ロール105円
- マムズの焼きたてパン
Mam’s
マムズ
- 美濃市加治屋町1992-1
- TEL.0575-35-0073
- 10:30~17:00頃
- 日・月曜日定休

うだつって何?
「うだつ」とは、隣家から火事が燃え移らないように、屋根の両端を高くした防火壁のこと。豪商がその装飾を競うようになったことから、うだつは富の象徴とされ、出世ができないことを意味する「うだつが上がらない」という言葉が生まれました。