美術館&ギャラリーめぐり 岐阜でアート三昧の秋を。

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心を晴らすアートギャラリー巡遊

柳ケ瀬画廊

柳ケ瀬画廊可愛らしくて、味わい深い動物や植物を描いた熊谷守一の作品が、ショーウインドーを飾る画廊がある。大正10年創業の『柳ケ瀬画廊』だ。これまで彼の油彩画を約180点以上、取り扱ってきた。「先生との縁は父が作家の武者小路実篤先生に紹介を受けたことから。日本を代表する最高の画家です」と3代目の市川博一さんは柔らかい物腰で語る。
熊谷守一は中津川市出身で初代岐阜市長の三男。アイヌの人々の思考に出会い、子どもたちの死を経て、単純化した形を赤や黒の輪郭線で描くモリカズ様式を確立した。「時代を超えて常に新鮮。こんな画家は他にいません」。
市川さんは画伯の普及活動にも尽力し、鑑定書にもなる全作品集の制作や、著作権者から委託を受けて著作物管理も無償で行う。全国の客からの信頼は厚く、付き合いが30年になる人も。しかし、「当たり前のことを続け、審美眼を磨くだけ」と話す。“自分を生かす自然な絵を描けばいい。自分にないものを無理になんとかしようとしてもロクなことになりません”と語った熊谷守一。それは絵を描くことに限るだろうか。市川さんの姿勢はこの言葉に通じる。絵画を知れば知るほど、生きていくヒントが、そこにはある気がする。


 

市川さんが教える「画廊の楽しみ方」

画廊には企画画廊と貸画廊があります。企画画廊はオーナーの感性で作家と企画展を作り上げていくので、個性豊かで面白いですよ。画廊は小さな美術館なので、鑑賞するだけのお客さんも歓迎です。もっと楽しむには、身近な金額のものでいいので好きな作品を一枚、購入して一緒に生活しましょう。時間帯や天気、見る角度、置く場所、気分で作品の表情が変わることに気が付きます。他の作品との比較も無意識に始まり、自然に美術のことが分かってきますよ。

企画展

◆「文化の日 熊谷守一展」 2013年10/2~11/4
※春と秋の2回、熊谷守一の企画展を実施

Data


artgallery

 

ART GALLERY 水無月

ART GALLERY 水無月日本画家を母に持つ豊田純さんが、平成9年に開廊した『水無月』。洋画、日本画、陶器など、ジャンルにとらわれず、自身が良いと思う作品を扱う。数々の企画展を行うほか、アートフェアにも出展。作品が多くの人の目に触れる機会を積極的に作り、作家を応援し、育ててゆく。
「僕らの仕事は作家と一緒に展覧会を作ること。格好良ければいい訳じゃない。ただ売れればいい訳でもない。相反するその二つのバランスを、高い次元で成立させることが大切」と豊田さん。
展覧会ごとに新鮮な表情を見せるこのギャラリーに、作家という職人が培ってきた技や手仕事の跡が垣間見える作品が息づく。好奇心さえあれば、その扉を開くのは容易いことだ。



企画展

◆「Maskita Laba個展」2013年 11/22~12/1
◆「silent art holy day」 2013年12/14~23

アートフェア出展

◆「EMERGING DIRECTOS’ ART FAIR:ULTRA 006」(東京・青山) 2013年11/1~4
◆「NEW CITY ART FAIR Japanese Contemporary Art」 (台北)2013年11/7~10

 

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先日、ルドン展に出かけました。

展示はもちろんのこと、ルドンのお兄さんが
作曲したというポルカが忘れられません。
心地のよい音色。。

近くに居た職員さんに、学芸員の知人の方が
特別に演奏された音源だとおききしました。

期間内に、ポルカの特別演奏会があればと心から思います!

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