ぎふ お寺参り 神社詣で

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ぎふ お寺参り 神社詣で


インドから中国に渡りやがて日本へと伝わった「仏教」。
日本人の暮らしの中から生まれたこの国だけの信仰「神道」。
私たちの祖先が守り伝えてきたこれらの大切な教えに触れながら、
岐阜市に残る由緒ある寺社をじっくりと訪ねてみませんか。
仏像と向き合い、名庭を眺め歩く。
神前に立ち、身も心も清らかになる。
静寂に包まれた境内で心穏やかに手を合わせる時間。
そんな冬の過ごし方もよいものです。

 


寺めぐりに出かけましょう。

戦国の歴史に想いを馳せる寺
臨済宗妙心寺派 神護山崇福寺 | そうふくじ

山門からまっすぐに続く石畳を歩み、いざ本堂へ。塵ひとつなく拭き清められた畳に、西日が優しく影を落としている。

1390年に土岐満康が創建した一山派寺院。1511年に斎藤利匡(としおみ)が再興し妙心寺派に転派。独秀乾才(どくしゅうけんさい)禅師が開山した。戦国時代には「天下布武」を唱えた織田信長に菩提寺として手厚く保護された。その後も有栖川宮家(ありすがわのみやけ)の祈願所となるなど、寺運が隆盛を極めた名刹のひとつ。

第三世として住職を務めた快川紹喜(かいせんじょうき)国師は、後に甲斐の武田信玄に招かれて赴いた恵林寺(えりんじ)で織田信忠の焼き討ちにあい、「安禅必ずしも山水を用いず、心頭(しんとう)滅却(めっきゃく)すれば火自ずから涼し」との有名な辞世の句を残して、火の中に飛び込んだとされる名僧である。

本堂には織田家ゆかりの書画をはじめ、多くの寺宝が展示されている。そして天井には、信長の嫡孫(ちゃくそん)・三法師秀信が東軍の猛攻にあって落城した際に戦死した38名の将兵らの菩提を弔うため、岐阜城の床板を張った「血天井」が続く。今でも鎖かたびらや鎧直垂(よろいひただれ)の血痕が残り、戦乱の歴史を伝えている。

本堂の襖を開くと、そこに中庭の借景として青々とそびえる金華山と岐阜城が望める。戦国の世に翻弄されながら、必死に生きた人々と散った人々。そこには諸行無常のことわりがある。史実の舞台ともなった由緒ある寺を訪れて、しばし遠い昔に繰り広げられた歴史ドラマに想いを馳せてはいかがだろう。

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臨済宗妙心寺派 神護山崇福寺

  • 岐阜市長良福光2403-1(岐阜メモリアルセンターより北東へ徒歩5分)
  • TEL.058-231-2613
  • 9時~16時半(3~10月は17時まで)
  • 大人200円、小人150円

静かに大仏と向き合う時間
黄檗宗 金鳳山 正法寺 | しょうぼうじ

大仏殿の木戸をくぐり抜けると、思いがけず間近に仰ぐ大釈迦如来像。その迫力に、誰もが圧倒されることだろう。高さは13・7メートル。乾漆(かんしつ)仏としては国内一の大きさで、「日本三大仏」のひとつとも数えられる。多くの拝観者たちが、正面に置かれた椅子に腰を下ろし、心ゆくまで大仏と向き合い、そっと手を合わせて帰っていく。

真柱(しんばしら)は周囲1・8メートルの大イチョウ。木材で骨格を組み、良質の竹材を編んで粘土を塗る。その上から、一切経、阿弥陀経、法華経、観音経などの経文を張って、漆と金箔で仕上げた「乾漆造」だ。内部は空洞になっており、胎内仏として薬師如来像を抱く。

歴代の大地震や大飢餓の災霊を供養しようと、第11代惟中(いちゅう)和尚が大仏の建立を志した。そして、経文を集めるために25年に渡って各地を托鉢し、遠くは信越地方まで赴いた。第12代肯宗和尚もその志を受け継ぎ、両僧による実に38年にも及ぶ苦業の末、1832年に開眼を迎えた。

以来、濃尾地震での倒壊や岐阜空襲による焼失も逃れて、今も穏やかな表情でこの場所に鎮座する。

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黄檗宗 金鳳山 正法寺

  • 岐阜市大仏町8(岐阜市歴史博物館より南へ徒歩3分)
  • TEL.058-264-2760
  • 9時~17時
  • 大人200円、小人100円

四季折々の自然を慈しむ庭園
真言宗高野山派 岩井山 延算寺 | えんざんじ

本院へ向かう参道。苔むした斜面にぽつりぽつりと現れる石仏に手を合わせ、ゆっくりと山道を上る。深呼吸をしたくなるほどに清々しい空気が辺りに漂う。

約1200年前に弘法大師が創建。国指定重要文化財である本尊の薬師如来像は、毎年5月5日に御開帳される。300坪程の敷地内には「岩井山庭園」と称される趣の異なる6つの庭園があり、季節ごとに景色の移り変わりが楽しめる。

毎月8日の縁日は多くの参拝客でにぎわう。人々に「かさ神様」として親しまれる由来となった、小野小町が「かさ」の病を癒したとされる霊水は、今もこんこんと湧き出ている。

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真言宗高野山派 岩井山延算寺

  • 岐阜市岩井2-1-25(藍川橋より北西へ車で10分)
  • TEL.058-242-3007

深々とした静寂に包まれる山寺へ
臨済宗妙心寺派 雲黄山 大智寺 | だいちじ

約800年前に天台宗の寺院として建立。戦国時代に荒廃した寺を、明応9年に北野城主であった鷲見美作守保重(すみみまさかのかみやすしげ)が菩提寺として再建した。開山は妙心寺十世悟渓和尚門下八哲の一人である玉浦宗眠(ぎょくほそうみん)。

徳川時代には幕府から十八石八斗の御朱印を受け、葵の紋を許された。現住職がデザインし、本堂の古瓦を再利用して中門西に造った「瓦土塀」にも立派な葵の紋が見て取れる。

境内には樹齢700年、高さ30メートルの大ヒノキがそびえる。石と苔が市松模様を描く「無想の庭」や水墨画で描いたかのような雪景色の「得月池」など、ゆったりと散策したい。

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臨済宗妙心寺派 雲黄山 大智寺

  • 岐阜市山県北野668-1(バス停「三輪」下車徒歩10分)
  • TEL.058-229-1532

イベント情報

  • 修正会(大般若経の転読など)
    平成24年1月1日(日・祝)~3日(火)10時~11時
  • 東日本大震災物故者追善写経会
    第4日曜日 8時~9時(500円)

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