川面をゆく灯籠に願いを
幾挺もの灯籠が悠々と浮かぶ清水川。川畔にある水薬師寺は、慶長17年に川を遊泳していた少年が水中から拾い上げた、一寸余りの黄金色の薬師如来像を祀るために建立されたという。この本尊が御開帳される「水薬師まつり」は、寺の奉賛会が中心となり、昭和50年代半ばから毎年7月20日と21日に催されてきた。地元はもとより遠方からも訪れる参拝者は、橋の欄干から灯籠を流し、先祖供養の願いを込めて、ゆらめく灯に手を合わせる。
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- 水薬師まつり 万灯流し
水薬師まつり 万灯(まんとう)流し
- 岐阜市加納南広江町
- アクセス:JR岐阜駅より徒歩7分
- 問い合わせ:水薬師寺 TEL.058-271-8668
[水薬師まつり]
- 平成27年7月20日(月・祝)・21日(火)
- 万灯流しは18:00~21:00頃