苔むす庭に極まる紅葉
奈良時代に行基(ぎょうき)が創建したとされる三輪山真長寺。本尊の国指定重要文化財・釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)は「三輪釈迦」の愛称で親しまれ、毎月8日に行われる法要で一般に公開される。境内の客殿へ続く飛び石の先に現れるのは、江戸時代初期の姿を今に残す枯山水石庭。一面を覆う見事な杉苔が、古刹に積み重ねられた星霜を物語る。毎年、秋に開かれる観月会では、山麓の名園にオカリナや尺八、龍笛の音色が響き、人々を幽玄の世界へと誘う。
Photo
- 真長寺 枯山水石庭
アクセス
- 岐阜バス「三輪釈迦前」下車すぐ
- [観月会]平成22年10月16日(土) 17時半開演(要事前申込・会費1,000円)
- [もみじまつり・文化財一般公開]平成22年11月23日(火・祝)・24日(水) 9時~16時(入場無料)
問い合わせ
- 真長寺 TEL.058-229-1336