暮らしを豊かにする雑貨をセレクトする「pand」の階下に昨年4月、カフェ「nakaniwa」がオープンした。「pandの延長線に、腰を据えてゆっくりできる場所を作りたくて」と話す店主の浅見亜津子さん。イメージしたのは、生家にあった居心地のよい中庭だ。
緑鮮やかな蔦が映える真っ白なビル。ガラス扉を開けると、シンプルなスペースに古い机と椅子がゆったりと置かれ、低く吊るしたランプがそっと灯っている。壁の塗装やタイル貼りなど、出来る限り自分たちで作業した手作りの店内。明るすぎず、詰め込みすぎず。「外のようで外じゃない、中庭のようなどこか守られている安心感」が浅見さんのこだわりだ。一人でコーヒー片手に読書をするもよし、友だちとのんびり会話を楽しむもよし。訪れた人たちが思い思いの時間を自然体で過ごせる、のびやかな空気が店全体を優しく包む。
ここで味わえるのは、毎朝手作りするランチとケーキ。旬の料理に味噌汁と八分づきのごはんが付く「季節のプレート」は、忙しい日常から離れ、落ち着いて食事を楽しんでほしいと考えられたもの。家庭的なカレーライス、素朴なチーズケーキやタルトも、どこかほっとする味わいだ。
オープンからもうすぐ1年。「この店はまだ未完成。もっと日々の生活に寄り添いながら、感じたことを店作りに生かしていこうと思います。スタッフやお客さんと一緒に、心地いい空間にしていけたら」とにっこり話す浅見さん。人が集い、語り合い、時には一人で立ち止まることのできる穏やかな場所。あなたもこの「nakaniwa」でゆっくりと時を過ごしてみてはいかが。
Photo
- 1.「物も食べ物も長く愛されるシンプルなものが好きです」と話す店主の浅見亜津子さん(左)とスタッフの常川さん(右)
- 2・3.店への愛情が詰まった手作りの店内。
- ピアノライブやワークショップも行う
- 4.家でお菓子作りを楽しむような温かい気持ちで作られたケーキと、山田珈琲でオーダーしたコーヒー。器やカトラリーなど至る所にpandのセンスが光る。チーズケーキ/¥350、nakaniwaブレンド/¥500
- 5.窓から陽が差し込む、くつろぎのカフェタイムに最適な個室
- 6.ビルを覆う蔦や店内に植えられた草木など、緑を多く取り入れた癒しの空間
- 7.1階が「nakaniwa」、2階には「pand」、店の向かいには浅見さんの妹が営む雑貨店「sabot」がある
nakaniwa[ナカニワ]
- 〒500-8844 岐阜市吉野町3-17 1F
- TEL.058-263-3720
- 営業時間◇11:00〜18:00(OS17:30)
- 定休日◇日曜日
- 駐車場◇4台(共同)
- ホームページ:http://www.pand-web.com/
昨日、初めてお店にお邪魔し月替わりランチをいただきました!
おそらく、食べる人の健康にすごく配慮されて、バランスのいい内容だったと思います。
僕は男性で一人で行きましたが、娘や家内もきっと気に入りそうです。
次は一緒に行こうとおもいました。
ニュートン、これもすごくおいしかったです。
店内の空間、こんな居間兼書斎が欲しいですね。
二階のセレクトショップとスタッフの方のほのぼの感もgood!でしたよ。
Posted at 2014.11.25 2:02 PM by 井口 貢