丸デブ本店 [まるでぶほんてん]

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大正から受け継がれる老舗の中華そば 歳月と想いを重ねて〝故郷の味に〟
丸デブ本店  [まるでぶほんてん]

「そばちょうだい」、「ワンタン、辛めね」。店内に飛び交う注文の声。柳ケ瀬商店街の西、“西柳ケ瀬”と呼ばれるエリア。人通りもまばらな通りの一角が、昼時になると少しだけにぎやかになる。『丸デブ本店』は、今日も盛況だ。

初代の神谷房治さんは東京の中華料理店で修業後、「中華そば」を岐阜でも流行らせようと決意。そこで大正6年に始めたのが引き売りだ。柳ケ瀬が歓楽街として一世を風靡した時代。想いは実り、多くの客が押し寄せるように。この場所で念願の店を構えたのが昭和19年のこと。

メニューは中華そばとワンタンのみ。運ばれてくるのは、丼になみなみと注がれたスープに麵。誰しもその迫力に一度は驚く。「じいちゃんの頃から何も変えてないよ」と笑う房昭さんが3代目になって、はや24年。家族一丸で暖簾を守ってきた。とにかくこだわるのは「この味を変えない」。ただ、それだけ。

鶏肉と生姜をじわじわと煮出し、たまり醤油のコクを加えたシンプルな鶏ガラスープ。そこへ秘伝のチャーシューだれの甘みを利かせた“丸デブの味”は、あっさりとしているのに旨みがある、ほかにはない味わいだ。自家製中太ストレート麵やワンタンとの相性も抜群。「じいちゃんも親父も、この味とお客さんを残してくれた。なんでこの味か、この麵か、しっかりと理由は分からんけど。みんなが味を変えんといてって言ってくれる。それで十分」。

11時の開店と同時にできる行列は、もはやお馴染みの風景。評判を聞きつけた県外からの客も多い。でも、何よりもうれしいのは、帰省する度に顔をのぞかせる客、毎日足繁く通う常連客、親子4代、5代で訪れる客たちの姿。それは“変わっていない”という、何よりの証。

継続は力なり。岐阜に新風を巻き起こした“中華の味”も、ふと気付けば98年目。今では“岐阜名物の味”として、知られている。


Photo


丸デブ本店まるでぶほんてん

  • 岐阜市日ノ出町3-1
  • TEL◇058-262-9573
  • 営業時間◇11:00~18:30頃(なくなり次第終了)
  • 定休日◇6・16・26日(1月1〜3日は休み)
岐阜市日ノ出町3-1
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