喫茶ヨジハン文庫 [キッサヨジハンブンコ]

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姉妹が愛蔵書を並べて始めたブックカフェ ゆっくり本に読み耽る、贅沢な時間を
喫茶ヨジハン文庫 [キッサヨジハンブンコ]

昨春、小さな“まちの本屋さん”が閉店した。昭和6年に創業し、神田町通りで約85年続いた「栄文堂書店」。以来、しばらく閉じられていたシャッターが、今年4月、再び開いた。そこに現れたのは、ブックカフェ。父の矢野忠夫さんとともに書店を切り盛りしていた姉妹が、自宅の一部屋を埋め尽くしていた私物の本を持ち寄り、“誰でもゆっくり本が読める場所を”と、この『喫茶ヨジハン文庫』を始めたのだ。

姉の津田芳子さんは楽天家、妹の國島敬子さんはしっかり者。まったく性格が違う二人の会話は、掛け合い漫才のよう。「周りからも“姉妹お笑い劇場”って言われるんです」。気心知れた姉妹だからこそ、勢いも手伝って始められたカフェ。店づくりはまだ手探りだが、ホットサンドやあんバターサンド、自家製シロップで作るソーダ、豆寒天など、メニューも少しずつ充実し、どれも好評を得ている。何より、何度も足を運んでくれる客が増えたことが嬉しい。「ゆるゆると、細く長く続けていければいいな」。

二人にとって本を読むことは、“贅沢な時間を持つ”ことにほかならない。「本の世界に入り込んだり、没頭したり。それこそ贅沢な時間ですよね」と芳子さんが話せば、「本が自分の考え方と違う見方を教えてくれたり。生きる上で、大事なもの。本に助けられることもあります」と敬子さんが続ける。そして、「本当はお店をやりながら、空いた時間に本が読めたらって思ってたけど」「全然そんな時間ないね」と笑い合う。

棚に並ぶ本は約千冊。小説から料理本、ファンタジー、エッセイ、哲学書、猫の本まで。本棚の背表紙を眺めていると、すっと読みたい本が見つかる。そして、ページをめくるうちに、壮大な冒険に出掛けたり、思いがけないことに気付いたり、心が軽くなったりする。ここには、そんな静かな歓びと贅沢な時間が、本の数だけ待っている。


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喫茶ヨジハン文庫 [キッサヨジハンブンコ]

  • 岐阜市神田町1-6
  • TEL◇058-201-0073
  • 営業時間◇13:00~21:00
  • 定休日◇月・火曜日
岐阜市神田町1-6

★喫茶ヨジハン文庫からプレゼントあり!詳しくは読者プレゼントをご覧ください。
※応募締切は2017年12月10日

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