鵜と人の語らい 鵜の庵 鵜 [ウトヒトノカタライ ウノイオリ ウ]

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鵜と人の語らい 鵜の庵  鵜
鵜と人の語らい 鵜の庵  鵜

長良川鵜飼の鵜匠・山下純司さんが、昭和41年に始めた「鵜の見える純喫茶 鵜」。中庭では鵜飼で活躍する鵜の姿を間近に眺めることができ、鵜鮎の塩焼きや魚田も味わえるとあって、観光客も多く訪れる有名店だ。

時に鵜匠の山下さんと語らうことができるのも、この店の魅力のひとつ。1300年の歴史を誇る長良川鵜飼の鵜匠は、いわゆる世襲制。脈々と続く鵜匠の家系に生まれ、幼い頃から鵜を操る父親の姿を見て育った山下さんは、27歳のときに体調を崩した父親の後を継ぎ、宮内庁式部職の任命を受けて鵜匠となった。

「鵜匠になって41年。この頃、やっと鵜飼が少し分かりかけ、面白くなってきた」と語る山下さん。一羽ずつ、鵜と触れ合うことから始まる毎日。訪れる人たちと鵜を眺めながらの語らい。出漁前に河原で夕暮れの空や川面を眺め、自然の営みに心を和ませる時間。そんな日々の積み重ねに、鵜飼の奥深さを感じるように なったのだという。そして、鵜は見せ物ではなく、多くを教えてくれる生き物だとの想いに至り、2年前、店名を「鵜と人の語らい 鵜の庵 鵜」と改めた。

最近、山下さんは茶の湯を嗜んでいる。茶を点てるのは、自分が小学生の頃に父親が作った炉。茶請けは、鮎のなれずし。「私の場合、細かい作法はありません。いわば鵜飼流です」。訪れる客と会話を愉しみ、穏やかに笑う山下さんの傍らを、時が静かに流れていく。中庭に放たれた25羽の鵜は、足ひれをペタペタと鳴らしながら愛らしく歩き、艶やかな羽を広げ、深緑色の瞳で遠くを眺めている。

時計も、カメラも、携帯も忘れて。ここでゆるやかに過ごす時間は、あまりに合理的な毎日の中で見失いがちな大切な何かを思い起こさせてくれる。


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鵜と人の語らい 鵜の庵 鵜[ウトヒトノカタライ ウノイオリ ウ]

  • 〒502-0071 岐阜市長良中鵜飼94-10
  • TEL.058-232-2839
  • 営業時間◇10:00~16:00
  • 定休日◇第1・3・5月曜日、第2・4日曜日
  • 駐車場◇5台
  • コメント:(0)件 | トラックバック:(0)

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