ブラック・スワン

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H支配人ナタリー・ポートマンの鬼気迫る演技!
想像を絶する衝撃のサイコスリラー。

ようこそ、あうん劇場へ!

華麗なるバレエ界の舞台裏を描いた話題作『ブラック・スワン』。
主役のバレリーナを演じたナタリー・ポートマンがアカデミー主演女優賞に輝いたことでも大きな注目を集めた本作。観客の満足度も高く、ブログやtwitterなどの口コミによる評判が評判を呼び、日本でも興行収入25億円を超える大ヒットを記録しました。
しかし、話のネタ程度に映画を観に行ったミーハーな人たちは、あまりにショッキングなその内容に顔面蒼白になったのではないでしょうか?なぜならこの映画が、私たちの想像を絶する衝撃のサイコスリラーだったからです!

ブラック・スワン

ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナ。人生のすべてをバレエに捧げてきた彼女は、新作「白鳥の湖」のプリマドンナに大抜擢されます。しかしこの役は、純真で繊細な“白鳥”と、妖艶に王子を誘惑する“黒鳥”の二役を演じ分けなくてはならない難役。優等生タイプのニナにとって白鳥役は心配ないものの、邪悪で官能的な黒鳥役を演じることができるかが大きな課題でした。
かつてダンサーだった母親の期待を一身に背負い、日々努力を重ねるニナでしたが、どうしても黒鳥がうまく踊れません。さらに黒鳥役にぴったりな新人ダンサーが現れ、役を奪われる恐怖に悩まされます。
やがて極度の不安と焦りによって幻覚を見始めるニナ。そして現実と妄想の境界線すら曖昧になっていく中、舞台の幕が開くのでした…。

この映画、ヘタなホラー映画よりよっぽど怖い。全編をとおして薄暗い映像に、神経を逆撫でするような音楽、鏡張りの稽古部屋や狭い舞台裏など、気味の悪い雰囲気が映画全体を支配しています。しかも本作は雰囲気だけではなく、直接的な描写にも手抜きがありません。脚の関節があんなことになっちゃったり、割れた爪をこんなふうにしちゃったりと、とにかく痛い。思わず目を背けたくなる生々しいシーンの連続です。

さらに主人公のニナを精神的に追いつめていくプロセスは陰惨を極めます。うまく踊れない自分への苛立ち、むちゃくちゃな要求をする芸術監督、娘に異常な愛情を注ぐ母親、そして魅力的なライバルの出現…。内気なニナがプレッシャーによって押し潰されていくその描写は、ねっとりとしていて偏執的。
「人はどんなものに嫌悪感を抱くのか」「何にストレスを感じるのか」といった人間の深層心理を考察し、緻密に計算されたいやらし~い演出は、人間の心に潜む闇をあぶり出し、私たちを不安のどん底に叩き落とします。

そして本作を語るうえで外せないのが、やはりナタリー・ポートマンの存在感。これまで清純で気品のある役柄を多く演じてきた彼女が新たに挑んだのが、“内面に魔性を秘めた可憐なバレリーナ”という役どころ。この挑戦は、黒鳥役に苦悩するニナ同様に、彼女にとっても大きな試練だったかもしれません。
しかし彼女はそんなプレッシャーをものともせず、鬼気迫る演技で自らのイメージを破壊。劇中で黒鳥を踊るニナの姿は、ナタリー・ポートマン自身の内面に秘められた魔性が解き放たれたようで、身震いしてしまうほどの怖さ!

本作はそんな彼女の完璧なパフォーマンスを堪能できるというだけでも見逃せない一本なのです!

ブラック・スワン

  • Black Swan
  • 2010年/アメリカ/108分
  • 監督 ダーレン・アロノフスキー
  • 出演 ナタリー・ポートマン/ヴァンサン・カッセル/ミラ・クニス ほか
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